FORUM No.03(2006.10.12)
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吉池基泰 |
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LECTURE02 消費者起点の業界構造とは 吉池──住宅産業の全体的特徴について述べてきましたが、今後の環境変化の課題として、まず増えている空き家の問題があります。1970年代前半に全都道府県で住宅ストック数が総世帯数を上回り、それ以降空き家は増え続け、現在は700万戸ぐらいあります。つまり、新しく家を建てる必要性が小さいという状況になっているのです。これは住宅の新築だけでなく、宅地政策の世界でも議論されていて、従来ならば宅地供給は新しいところを求めるという議論が一般的でしたが、そうではなくて空き家に人を住まわせれば新しく宅地を求めなくてもよいのではないかという議論が出てきています。そういう意味で空き家の活用が大きな課題になっています。 |
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