FORUM No.06(2007.3.19)
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松村秀一 |
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LECTURE
松村秀一 01「200年住宅」の問題点 |
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LECTURE05 柔軟な問題解決手法を提供する産業へ 松村──二つ目に、リフォームは今のところ労働集約型の産業ですが、どうすればここから脱却できるのかを考えることです。大きな住宅メーカーがリフォームに出ていこうとしたとき必ずぶつかる壁に、結局現場仕事なので工務店の金額に大手がある金額を載せても質が同じものになるわけです。新築の場合は工場でやることによって一般の工務店がつくるものとは違うものを供給することが大義名分となって、大規模であることの集約効果を生かしています。しかし大手がやっているリフォームはその集約効果を生かしていませんから、町場の工務店が元請けでやる仕事と、それと同類の大手の下請けでやっている仕事と価格を比べるともうほとんど勝負にならない。だから労働集約型ではない形にするにはどうしたらよいか、この問題が非常に大きい。
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