RC製の柱などのせん断力に対応するための補強のことである。1964年の新潟地震における液状化現象、2003年の十勝沖地震で多くみられたRC柱のせん断破壊を教訓に、1971年の建築基準法改正にともないRC柱のせん断補強規定が強化された。木造住宅においては基礎コンクリート造かRC造の布基礎とすることが規定された。阪神淡路大震災以降さらに見直され、せん断補強鉄筋量が増加するとともに、両端半円形フックのせん断補強鉄筋が標準となった。