耐震改修における耐震補強技術のひとつで、建築物の靭性(=粘り強さ)を向上させる補強のこと。鋼板を巻いてせん断強度を高める鋼板巻き工法、炭素繊維シートを巻いてせん断強度を高める炭素繊維シート巻き(柱)補強工法や、腰壁、垂れ壁、袖壁などの雑壁(耐力壁以外の壁要素)の縁を切り、スリットを入れることで部材の靭性を高める方法等がある。